アンガーマネジメント研修

社内研修としてアンガーマネジメント研修を実施しました。
講師は、産業カウンセラー・キャリアコンサルタント・CFPの資格を持ち、さまざまな企業に招かれ研修を開催し活躍されている塚越理恵氏です。


アンガーマネージメントとは、怒りの感情と上手につきあい、「怒りで後悔しないこと」のスキルを身につける心理トレーニングです。

介護・福祉は、利用者様やそのご家族と接し、その方々の人生に関わらせていただき、さまざまな関連機関と連携をとり、スタッフでチームを組んでサポートをしていくという、多くの人と関わる仕事です。人と関わることで感情が大きく関係するため、「感情労働」とも称されています。感情労働(Emotional labor)とは、感情が労働内容に不可欠な要素となっていて、かつ適切・不適切な感情がルール化されている労働のことです。肉体や頭脳だけでなく「感情の抑制や鈍麻、緊張、忍耐などが絶対的に必要」な労働ともいえます。

最初にアンガマネージメントについて説明を受けてから、3~4人のグループに分かれてワークショップ形式で進めていきます。
各グループで、講師からの問い「最近怒ったことは?」をテーマに、皆で最近の怒りについて話し合いながら、怒りのメリットとデメリットの洗い出しをしていきました。

講師から一言。
「怒りの話をしながらも、皆さん笑顔でしたね」(^-^;
言われてみれば確かに……怒っていたことだったのに、後になって他人に話すときには、怒りを忘れていたり、冷静になれたり、笑い話のように話せることもありますね。それをきっかけに、自分の怒りはどこから来るのか? 怒った結果はどうだったか?などについてレクチャーを受けていきます。

怒りが起きたときにどうしたらよいのか? その時の感情の考え方、怒りの回避の仕方など、上手な付き合い方を教えていただきました。

90分の研修を通して感じたことは、「一歩下がって自分の感情を見つめる」ということの大切さ。
ここで得た学びを仕事や私生活に生かして、よりよい毎日を送りたいですね。

[2021年6月]