“できた”がつくる最高の笑顔。

【インタビュー】
2016年入社[新卒採用]
職種:放課後等デイサービス職員
管理者・児童発達支援管理責任者

私がこの職業に興味を持ったきっかけは、大学時代に教員を目指し履修した特別支援学校の高校生への教育実習での体験でした。そこでは、自分がいままでの人生で得てきた“あたり前”が全く通用しなくて、生徒たちに教える、伝えることの難しさを痛感しました。
そのことは自分がいままで生きていた世界がいかに狭いか、しかしそれと同時に自分が見ることができる世界の拡がりや教育の可能性を感じた瞬間でもありました。

その後の教育実習では、より丁寧に、より深く生徒と向き合い、生徒たちの“できた”をともに実現していくことを心掛け、その結果としてイキイキとした笑顔を見ることができました。もっともっとその笑顔を見たいと思い、いまの職種を志望しました。

就職活動中にナドーワドのことを知り、接する中で感じたことは、何よりもこの会社で働く職員の方々のあたたかな人柄でした。
入社面談で伺った際に、職員の皆が仕事を中断して、私に顔を向けて挨拶してくれたこと。職員の方との対話の中で、この会社の成長のものさしは、子どもたちの成長そのものであること。実務を通して、時間はかかるけどその確かな成長を目の当たりにできることは何より代えがたい喜びになるということ。そういったことは今でも印象深く覚えており、私がナドーワドに入社する決め手となりました。

違いを大切に、みんなを主役に

入社後、最初は児童指導員として働き、現在は児童デイあったまぁる吉野で児童発達支援管理責任者という立場で仕事をしております。
入社以前より私は、教育方針として誰にも公平に教育・療育をしたいという気持ちがありました。

それは、私が野球部のときの顧問の先生が、できる人に対して集中的に指導をして、それ以外の人に対しては積極的には指導をしなかったという経験がもととなっています。そのため、誰に対しても平等に療育を提供したいという気持ちが強くあったのです。

入社当時、子どもたちと触れあえる楽しさや喜びがあった半面、仕事で覚えることが多く苦労した記憶があります。それは、私自身が仕事の表面上の型にとらわれ、子どもたちに対してその型をあてはめようとしてしまったことです。具体的には、おやつの時間のときに手洗いをするのですが、ずっと手を洗っている子に対し「おやつの時間だから集まろう」と集団に個をあわせる行動を促していました。

その当時の私は、型にはめることを目的としてしまい、なぜその子が手洗いを続けているのか、実はその子は水遊びとして楽しんでいるのではないか、そういった視点や考えをもつ余裕がありませんでした。

あるとき、先輩職員と、子どもたちとの接し方について話をする中で、子どもたちの気持ちを尊重できていない自分の実態に気づき、視野の狭さを反省すると同時に、子どもたちを通して私自身が大きな学びと成長するきっかけを得た瞬間でもありました。

いまでは子どもたち個々人の気持ちを可能な限り尊重し、その違いを大切に、みんなが主役になれる療育を心掛けています。

プロフィール

学生時代は野球部に所属し、キャッチャーを務める。大学卒業後、新卒採用であった介護に入社。営業委員会に所属し、会社全体の業務に興味を持って取り組んでいる。趣味は、友人との会食とダーツをすること。